フェラーリ・モンディアルt(Ferrari Mondial t/法拉利・Mondial t)は、3.4LにキャパシティーをアップしたV8DOHCエンジンを搭載し、1988年のフランクフルトショーでデビューした。
モンディアルtに搭載された新しい3.4Lユニットは、重心を下げるために搭載方向が縦向きとなり、トランスミッションはこれに対して90度横に組み合わされる。この方法は、過去に成功作となったF1マシン、312Tで採用された経緯があり、モンディアルtの『t』は312Tの『T』と同様に、ギアボックスが横向きであることを示すトランスバースの頭文字からきている。
85.0×75.0mmへと拡大されたボア、ストロークは、3405ccの排気量を獲得し、10.4:1に上昇した圧縮比と、ボッシュKジェトロニックに代えて、モトロニック・エンジン・マネージメントを採用するなどした結果、パワーとトルクは一挙に300HP/7000r.p.m、31.6kg-m/4000r.p.mへと向上した。
モンディアルtのボディーは細部に手が入れられたが、全体の印象は3.2L時代と大きく変わっていない。
モンディアルtの新たな3.4Lユニットは、パフォーマンスをさらにアップさせ、新しい搭載方式はモンディアルtのハンドリングに良好な変化をもたらした。




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