- RL (日本名:ホンダ・レジェンド、アキュラの最高級セダン)
- TL (北米、中国仕様のアコードをベースとする中型セダン)
- TSX (日本名:ホンダ・アコード)
- MDX (大型SUV)
- ZDX (大型CUV)
- RDX (中型SUV)
アキュラ(ACURA/阿库拉)は、本田技研工業が1986年にアメリカ合衆国で開業した高級車ブランド。
当初は北アメリカ特化型の事業であったが、2006年には中国での販売が開始され、ロシアでの開業も計画されるなど、世界ブランドへと変化しつつある。
ブランド名は、「Accuracy(正確さ)」を連想させる造語である。ホンダのエンブレムの「Hマーク」をちょうど逆にした「A」に起縁する、また、アルファベット順に並べた場合に、他のどのブランドよりも先頭にくることが考慮されたとも言われる。エンブレムはカリパス(ノギス)を象ったものに手を加えて「Aマーク」と見えるようにしたものである。
アメリカにおけるホンダはの歴史は、1959年、ロサンゼルスに販売会社・アメリカンホンダモーター(American Honda Motor)が設立されたことに始まる。小型バイク、スーパーカブを始めとする二輪車の販売で成功したホンダは、1973年の第一次石油危機に際して、低燃費の小型車・シビックによりアメリカ自動車市場への進出に成功した。1982年にはオハイオ州の自社工場において、乗用車・アコードの生産を開始したが、これは、日本の自動車会社として初めてのアメリカ現地生産であった。
大衆車の販売で成功したホンダは、より上級の自動車市場への進出を計画、1985年には、アメリカ現地での研究所として、ホンダR&Dアメリカ社の技術開発センターが、オハイオ州に完成した。翌1986年にアキュラが開業、全米60店舗のディーラーを通して、スポーツカーのインテグラと、フラッグシップのレジェンドの販売が開始された。これは、日本の自動車会社による高級車ブランド設立の第一例であり、トヨタ自動車のレクサスや、日産自動車のインフィニティ(いずれも1989年に開業)に先立つものであった。
開業初年には、早くも自動車ブランド別の顧客満足度調査において第1位を獲得し、アメリカでの高評価が定着した。アキュラブランドの販売は、カナダでも1986年から開始された。同地においては独立したディーラー網の展開はなく、ホンダブランドの下での併売となっている。1990年には、世界で初めてアルミニウム製ボディを採用したスーパーカーのNSXが発売された。
2004年11月30日にメキシコ、2006年9月27日に中華人民共和国(マカオなどを除く)でも販売が開始された。また、2011年を目処として、ロシア市場へも進出する計画が発表されているなど、レクサスやインフィニティに比べて遅れていた世界展開が進んでいる。
販売車種の特徴
スポーティーさを特徴とする高級セダン・SUVを展開している。NSXの発売終了以降は全車種がFF車やそれをベースにした四輪駆動車となっている。直列4気筒エンジン搭載のモデルが存在する一方で、最大でもV型6気筒エンジンに留まるなどの特徴は、従来アメリカで認識されてきた「高級車ブランド」像とは異なるものである。また、レクサスやインフィニティなどが、日本製による品質とイメージの維持を図っているのに対して、アキュラでは、現地開発・現地生産による現地化に注力しているのも特徴である。
モデル名は当初、「アキュラ・レジェンド」、「アキュラ・ビガー」など、同型車がホンダブランドで発売される際と同一の名称が使用されていたが、その後は全モデルがアルファベット2文字か3文字の名称に変更・統一されている。「レジェンド」「インテグラ」など、当時アメリカの消費者にも広く浸透していた名称の変更には賛否両論があった。
評価と実績
北米におけるブランドイメージは、2006年の時点でフォルクスワーゲンの高級車部門であるアウディと同等であるとの調査結果がある。同年のアメリカ合衆国における販売台数は201,223台であり、そのうち約13万台が北米現地生産車であった。2009年、アキュラでは全車種が、二つの代表的な自動車安全調査機構、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)によるクラッシュ・テストでの5っ星と、IIHS(道路安全保険協会)による「トップセーフティピック」評価を獲得するという、自動車ブランドとして史上初の快挙を得ている。



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